Botanical Dye Collection

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今回はニューリリースのボタニカルダイ(草木染め)コレクションのご紹介です。


草木染めとは、文字通り「天然染料による染色方法」を指します。
古来より伝わる染色方法ですが、現代では化学染料が一般的となっており、天然染料による染色は希少となっています。

まずは染色の歴史と、化学染料と天然染料の比較を学んでいきましょう。





染色の歴史は2000年以上前に遡ります。

日本では縄文時代から弥生時代にかけて織布の技術が伝わってきました。
当時の遺跡から染められた織物が発掘されていることから、日本ではその頃から既に染色が行われていたと考えられています。
その頃の染色方法は原始的で、草花や木の皮、土などを直接生地に擦り付けるという方法だったと言われています。

その後長い年月をかけて、
タデ藍を発酵させた液につけて染める「藍染め」や、鉄分を含む泥土を植物の煎汁液と反応させて発色させる「泥染め」といった、
“天然染料による染色技術”が確立されていきます。





明治時代になると化学染料が伝わり、日本における染色技術は急速に発展します。

化学染料は天然染料より色数が多く鮮やかな発色が可能で、さらに安価で生産量も安定しているというメリットがあります。
現在では、一般的に流通している衣類のほとんどは化学染料が使われています。





化学染料は前述の通り、
「色数が多い」「安価である」「堅牢度(染料の定着性・色落ちのしにくさ)が高い」
といった工業製品向きなメリットが多くありますが、

それと同時に水質汚染が問題視されており、分解・中和・脱色といった工程を踏む適切な排水処理が必要となります。
染めるのにも大量の水が必要になりますが、排水処理も同様に大量の水を消費しなければなりません。

それに対し天然染料は、
「ナチュラルな発色」「環境にやさしい」
といった自然由来ならではのメリットがあります。

デメリットとしては、堅牢度が良くないものが多く、均一な品質で大量生産が求められる工業製品には不向きですが、
色落ちも経年変化による味として楽しむことができれば、メリットとして捉えることもできます。

原材料の手配など染色のコストが高いことも、化学染料に取って代わられた理由の一つです。
化学染料が一般的な現代では、天然染料による染色ができる染工所も限られており、希少性の高い染色方法と言えます。





今回リリースするボタニカルダイコレクションは、染料の一部に天然染料を使用したコレクションとなっています。
自然由来のあたたかみのある発色経年変化をお楽しみいただけます。




左:梔子(クチナシブルー)

天然色素としては珍しく、青い色素を抽出できるクチナシの実

草木染めならではの奥行きのあるマットなブルーです。

中央:蘇芳(スオウピンク)
ほんのりと温かい紅色は、マメ科の小高木・蘇芳(スオウ)の芯材より。

飛鳥時代には公家の装束にも使用された高貴なカラーです。

右:胡桃(ウォルナットベージュ)

やさしいイエローベージュ、食用としても馴染み深い胡桃(クルミ)

タンニンを多く含有することから虫除けの効果があるとされ、古くは紙を染めるのにも使用された染料です。




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BOTANICAL OC STRETCH HEAVY SWEAT UNIV PANTS | ¥15,950
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BOTANICAL OC STRETCH HEAVY SWEAT UNIV HOODIE | ¥18,040
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メンズモデル : 178cm 64kg Lサイズ着用




染色方法の違いやそれに付随する環境問題などは、日常生活で洋服を着る上では意識しないことかもしれませんが、
それらのバックボーンを知ることでより深くファッションを楽しむことができると考えています。

ボタニカルダイコレクションがそのきっかけの一つになれたら嬉しく思います。


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